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小鳥「おもいでのアルバム」

URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1336822473/
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 20:38:19.52 ID:4KxquN/e0


9月6日/7:30/音無邸

小鳥「今日は天気がいいわね〜」ガラリ

小鳥「外の空気が気持ちいいわ」

小鳥「こんな日はのんびり過ごしたいけれど」

小鳥「でも私はOL。765プロの事務員として、頑張らなくっちゃ」

小鳥「さてと……そろそろ出ようかな」

小鳥「うん。お化粧もバッチリ。行ってきます」ガチャン

小鳥「……まあ、誰も居ないんだケドね」ハア

――――

――


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 20:42:01.69 ID:4KxquN/e0


10:00/765プロ事務所

電話「プルルルル」

小鳥『はい、765プロダクションです……』

小鳥『あ、はい。伝えておきます……』

電話「ガチャン」

小鳥「ふう。今日は朝から忙しいわね〜」

春香「小鳥さん。お疲れですか?」

小鳥「春香ちゃん。最近、みんなのお仕事も増えてきたからね〜」

春香「えへへ。もっともっと、頑張っちゃいますよ? わたし」テヘヘ

小鳥「喜ばしい事だけれど、事務員も大変だわ〜」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 20:46:36.34 ID:4KxquN/e0


春香「実質、小鳥さん一人ですもんね〜」

小鳥「でも、人を雇うわけにもいかないのよね」

春香「大丈夫です! 私たちが有名になって、テレビとかバンバン出ちゃえば、余裕も出来ると思います!」

小鳥「ホント、お願いね、春香ちゃん」

春香「はい! あ、ところで、さっきから気になっていたんですけど」

小鳥「なあに?」

春香「机の上のカメラ、何に使っているんですか?」

小鳥「これでね、皆の写真を撮っているのよ」

春香「へ? どうしてですか?」

小鳥「うーん、特に理由は無いんだけれど。皆の成長記録? を残しておこうかなって。アルバムも作っているのよ」ニコッ

春香「それ、素敵ですね!」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 20:52:31.80 ID:4KxquN/e0


小鳥「そうだわ。春香ちゃんも撮っておかなきゃ」

春香「えええ? 私もですか〜?」

小鳥「当たり前じゃない。ほらほら、ちょっとソコに立って?」

春香「うう、今日朝寝坊しちゃって寝癖が……」

小鳥「大丈夫♪ ほら、ポーズとって?」

春香「わ、わかりました〜」

のワの「い、いぇい!」キメ

小鳥(あざとい!)パシャ

小鳥「うん! バッチリ。現像したら見せてあげるわね」

春香「は、はい。それじゃ、ダンスレッスン行ってきますね」タタタ

小鳥「頑張ってねー」

小鳥「さて、私もお仕事、頑張らなくっちゃ!」オー


――――

――


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 20:57:51.07 ID:4KxquN/e0


21:00/音無邸

小鳥「やっぱり、お風呂上がりに飲む梅酒は美味しいわね〜」ゴクリ

小鳥「今日も一日、お疲れ様」

ベッド「ばふん」

小鳥「久しぶりに、ラジオでも聴こうかな」ポチ

DJ『最近、わたし……彼と美術館に行ったんです。やっぱり、こう歳を取ってくると……自然とデートの行き先も変わってくるものですよね〜』

小鳥「彼とデートかあ……」

DJ『28にもなると、もうオバサンです……。10代のピチピチお肌の娘たちが羨ましいっ! さ、続いての曲は話題沸騰中のアイドル……』

小鳥「私も、そろそろマズイわよね〜」

小鳥「このまま彼氏も出来なくて、結婚せずに独り身……」

小鳥「ちょっと、寂しいわよね……」ハアア

携帯「ピロピロリン」

小鳥「あ、メールだわ」パカ

小鳥「……? プロデューサーさんから? なんだろう」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:02:58.04 ID:4KxquN/e0


P『こんばんは。今日もお疲れ様です、小鳥さん』

P『突然ですが、三日後のオフ、暇だったりしますか?』

P『実は、行きたいところがあるんですけど』

P『小鳥さんさえ良ければ、付き合ってくれませんか?』

小鳥「…………」

小鳥「……?」

小鳥「これ、送り先間違えて……、ないわよね」ハテナ

小鳥「……!?」

小鳥「こ、これって、デートのお誘いってこと!?」

小鳥「ぷ、プロデューサーさんと……? ど、どうしよう……」

小鳥「洋服とか、新しいの持ってないよ〜。あ、とりあえず返信しなきゃ」

小鳥「ええと……」ポチポチ

小鳥『大丈夫ですよ。ちなみに、プロデューサーさんが行きたい場所って、どこなんですか?』

小鳥「送信、っと……」

小鳥「何か可愛げのないメールよね……」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:08:07.53 ID:4KxquN/e0


小鳥「で、でも私みたいなアラサーが絵文字たっぷりのメール送っても……」

小鳥「……自分で言ってて辛くなるわね」ハアア

携帯「ピロリン」

小鳥「あ、プロデューサーさん返信早いなあ」パカッ

P『良かった。えーと、美術館なんですが……小鳥さんが興味あればぜひ』

小鳥「美術館かあ〜。いつ以来かな……」

小鳥「でも、ちょっと楽しみかも」

小鳥「ええと……、好きです。それじゃあ……」ポチポチ

小鳥「……」ポチポチ

小鳥「ふう」

小鳥「……どうしよう。ドキドキしてきちゃった」

小鳥「そ、そうだわ。今からでも準備しとかなきゃ。どんな服で行こうかな」バタバタ

小鳥「今日は……徹夜ねッ」グッ

――――

――


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:12:28.43 ID:4KxquN/e0


前日/19:30/天海邸・春香の部屋

春香『あ、もしもし? 千早ちゃん?』

千早『こんばんわ。春香。どうしたの?』

春香『実は、明日のことなんだけど……』

千早『ええ。覚えているわ。皆に連絡はしてあるの?』

春香『うん。メールで知らせてあるよ。何人か遅れちゃうかもだけど』

千早『そう。それじゃあ、準備は午後からで大丈夫かしら?』


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:16:24.59 ID:4KxquN/e0


春香『うん! みんなで頑張ればすぐだよ』

千早『ふふっ。驚くわね、きっと』

春香『うん! じゃあ、オヤスミ。千早ちゃん』

千早『おやすみなさい。春香』

携帯「プーッ、プー」

春香「これで良しっと」

春香「……喜んで、くれるといいな」


――――

――


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:21:30.87 ID:4KxquN/e0


前日/20:30/音無邸

小鳥「一応、お洋服も決まったわね」ウン

携帯「ピロリン」

小鳥「あ、プロデューサーさんから電話だ♪」

小鳥「こんばんわ。プロデューサーさん」

P『お疲れ様です。ええと、明日のことなんですが、待ち合わせは何時ごろにしましょうか? 一応、美術館は18時まで開いているみたいなんで』

小鳥『私は、多少早い時間でも平気ですよ〜』

P『そうですか。それじゃあ、11時にしましょう。ランチでもどうですか?』

小鳥『了解です♪ プロデューサーさん、寝坊しちゃダメですよ〜?』

P『ははは。わかってますよ。それじゃ』

小鳥『はい。お休みなさい。プロデューサーさん』ポチッ

携帯『ツー、ツー』


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:26:26.73 ID:4KxquN/e0


小鳥「何だか、久しぶりだな。こういうの」

小鳥「ふふっ。楽しみだなあ」

小鳥「あ、そうだわ……」トコトコ

小鳥「せっかくだから、プロデューサーさんにも、アルバム見せてあげようかな」

小鳥「…………」ペラリ

小鳥「こうしてみると、皆変わっているのね〜」

小鳥「あ、この真ちゃんカッコイイなあ」

小鳥「亜美と真美は相変わらずね……」クスクス

小鳥「…………」ペラペラ

小鳥「そういえば、プロデューサーさんの写真、撮らせてもらってないなあ」

小鳥「明日、頼んでみようかな」

小鳥「カメラ、持っていかなきゃ」

――――

――


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:30:44.90 ID:4KxquN/e0


 当日/9:30/音無邸

小鳥「この服で……大丈夫かなあ」クルリ

小鳥「……できるだけ、若く見えるよう意識してみたけれど」

小鳥「デートなんて初めてだし……」

小鳥「あ、そうだわ! 指輪とか、つけない方がいいわよね!」グッ

小鳥「まあ……自分で買ったものばかりだけど」ハアア

小鳥「ピアスくらいなら、つけて行ってもいいかな?」

小鳥「…………」

小鳥「バッグの中も確認しておかなきゃっ」トコトコ


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:36:48.56 ID:4KxquN/e0


小鳥「ええと……、お財布、ハンカチ、ティッシュ……」

小鳥「な、なんだか学生時代の遠足を思い出すわねっ……」

小鳥「だ、ダメよ小鳥! 今日の私は大人の女性。年下のプロデューサーさんをリードしなきゃだわ!」

小鳥「でも、こういう経験少ないし……」シュン

小鳥「って、もうこんな時間? 待ち合わせの30分前には着きたいし、そろそろ出なくちゃ」

小鳥「……そうそう、アルバムとカメラも忘れずに」ガサゴソ

小鳥「うん。大丈夫ね」

小鳥「ファイトよ! 小鳥!」グッ

小鳥「あ、靴どうしよう……ヒールとか履いた方がいいかな……」

――――

――


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:43:57.27 ID:4KxquN/e0


10:50/待ち合わせ場所

P「すみません。お待たせしてしまって」

小鳥「ピヨッ!? ぷ、プロデューサーさん」

P「あはは。そんなに驚かなくても。ずいぶん早かったですね」

小鳥「そ、その……遅刻するわけにもいかないですし……」アセアセ

P「俺も早めに来たつもりなんですが、それじゃ、行きましょうか」

小鳥「はい! えっと、こ、こういうの慣れてなくって……わたし」

P「大丈夫ですよ。いつも通りで。まずはお昼でも食べましょう」クルリ

小鳥「そ、そうですね〜」トテテ

小鳥(お、落ち着きなさい小鳥! シミュレーション(妄想)通りに……)

P「小鳥さん? どうしました?」ニコッ

小鳥「わあっ! な、何でもないですよ〜」ドギマギ

――――

――


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:49:45.64 ID:4KxquN/e0


11:30/レストラン

P「それにしても、晴れて良かったですね」

小鳥「はい。雨も嫌いじゃないんですけどね〜」

P「ええと、メニューは……」

小鳥「プロデューサーさんって、好きな食べ物とか、ありますか?」

P「そうですね。オムライス、とか?」

小鳥「ふふっ。何だかちょっと可愛いですね」

P「卵料理が好きなんですよ」ハハ

小鳥「そうなんですかあ……」ポワーン

小鳥(はっ……!)


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 21:55:20.62 ID:4KxquN/e0


小鳥(卵料理が好き?)

小鳥(たまご……。ひよこ……? ピヨピヨ……? 小鳥……?)

小鳥(もしかして、私、告白されてる!?)カアア

P「こ、小鳥さん? 大丈夫ですか? 顔赤いですよ」

小鳥「ピヨッ!? へ、平気です。はい」

P「…………?」

小鳥(な、何考えてるのわたし! 考え過ぎよ!)

P「それじゃ、俺はオムライスで。小鳥さんはどうしますか?」

小鳥「わ、私も……同じで……」

P「了解です。すみませーん」ピンポーン

小鳥(……ど、どうしちゃったのわたし……)


――――

――


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:00:01.72 ID:4KxquN/e0


12:10/レストラン

P「小鳥さん、セザンヌっていう画家、知ってます?」

小鳥「すみません。あまり詳しくなくって」

P「いえ。今日はその画家の展覧会みたいです」

小鳥「そうなんですか。プロデューサーさんって、芸術に興味があったんですね〜」

P「まあ……趣味ってわけじゃないんですが。たまたま駅で広告を見かけて……」

小鳥「なるほど。でも……」

小鳥(ど、どうしよう。何で私を誘ったんですかって、聞きたいけど……///)

小鳥(どうせ深い意味はないだろうし……)シュン


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:05:44.52 ID:4KxquN/e0


P「小鳥さん?」

小鳥「は、はひっ」

P「なんだか今日の小鳥さん、可愛いですね」

小鳥「……か、可愛い?」

P「ええ。仕事でしか顔を合せませんからね。新鮮ですし、私服も似合ってますよ」

小鳥「あ、ありがとうございます……」カアア

小鳥(やば……嬉しいかも……///)

P「さ、そろそろ行きましょうか」スッ

小鳥「は、はい……」


――――

――


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:08:34.21 ID:EDJvbTuR0

何故ピヨちゃんはこまで可愛いのか


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:10:43.06 ID:4KxquN/e0


12:30/街

P「小鳥さんって、休みの日はどう過ごしているんですか?」

小鳥「え、えーと……。まあ、ショッピングとか、でしょうか」

P「そうなんですか。流石ですね。俺なんか家でゴロゴロしてばかりですよ」ハハハ

小鳥(言えない……! 一日中テレビ見ながら3チャンネルに没頭しているなんて……)シクシク

P「小鳥さん、趣味とかあるんですか?」

小鳥「え!? そ、そうですね……。ありきたりですけど、音楽を聴いたりでしょうか」

P「いいですね。俺も昔楽器やっていたんで、好きです」

小鳥「わあ、カッコイイですね〜」

P「まあ、高校や大学時代の話ですけどね」

小鳥(うう……プロデューサーさんから滲み出るリア充っぽさが辛いわ……)シクシク


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:16:02.85 ID:4KxquN/e0


P「昔はバンドなんかもやっていました。でも、最近は仕事が忙しいですからね〜」

小鳥「やっぱり、社会人は自由な時間が少ないですよね」

P「でも、仕事が楽しいっていうのが、まだ救いですね」ニコッ

小鳥(ああ、プロデューサーさんの笑顔が眩しい……!)

P「そういえば、小鳥さんのCD聴きましたよ」

小鳥「ピヨッ!? な、なんで聴いちゃったんですかあ〜?」

P「だって気になるじゃないですか。春香やみんなが絶賛していたんで」

小鳥「は、恥ずかしいですよう……」カアア

P「小鳥さんって、歌が上手かったんですね。びっくりしましたよ、俺」

小鳥「そ、そんなことないです」ブンブン

P「はは。そんなに謙遜しなくても」

小鳥(もう……あれがまさか録音されていたなんて〜)

P「あ、小鳥さん。ハンカチ落としましたよ」スッ

小鳥「あ、いけない……」スッ


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:21:24.15 ID:4KxquN/e0


 ピト……。

小鳥「!?!?」

P「あ、すみません」

小鳥「い、いえ……こちらこそ……」バッ

小鳥(て、手に触っちゃった……。男の人の手って、大きい///)

P「はい。気を付けて下さいね。小鳥さん」ニコッ

小鳥「あ、ありがとうございます……」

P「それじゃ。行きましょうか」クルリ

小鳥(2X年生きてきて……ようやく男性の手に……)

小鳥(私……今日で運を遣い果たしちゃうかも……)

――――

――


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:27:06.07 ID:4KxquN/e0


12:40/765プロ事務所

春香「それじゃあ、3チームに別れよ。食べ物の買出しと、グッズ買出し、事務所で準備の3つね」

亜美「はいはい! 亜美と真美はドン〇行きたい!」

真美「真美たちの得意分野だからねっ! やよいっちも強制参加!」

やよい「ええ〜? わたしもですかあ?」

亜美「あと、いおりんも来てね→」

伊織「な、何でこの伊織ちゃんがこの暑いなか外に出なきゃならないのよ!」フン

やよい「でも、伊織ちゃんはこういうの選ぶセンスが良いかなーって思いますよ?」

伊織「そ、そうかしら? まあ、どうしてもって言うなら着いて行ってあげるわ」

春香「じゃあ、グッズ買出しはその4人で決定ね」

千早「春香。私たちはどうしましょう?」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:32:05.33 ID:4KxquN/e0


春香「うーん、一応私が言い出したコトだし、私も買出しに出るよ」

千早「そう。それなら私も手伝うわ」

春香「ありがとう、千早ちゃん」

真「じゃあ、ボクも行くよ。雪歩もどう?」

雪歩「あまり役に立たないかもですけど……。私で良ければ」

真「オッケー。じゃあ、ボクたち4人で食糧の買出しだね!」

響「それじゃあ、自分と貴音、美希とあずささんで、準備しておくぞ!」

貴音「春香。お昼にらあめんを頼みたいのですが……」

あずさ「そうね〜。近くのお店で、折り紙とか買ってこなくっちゃ」

美希「ミキ……今日はちょっと眠いかも、なの……」

春香「あ、あずささんは事務所から出ないほうが……。とりあえず、皆よろしくねっ」

――――

――


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:37:46.53 ID:4KxquN/e0


12:50/美術館

P「小鳥さん。見てください」

P「このポール・セザンヌっていう画家の個展なんですけど、パリとプロヴァンスの、二つの場所に注目して振り返るものらしいです」

小鳥「わあ……とっても綺麗ですね」

P「生まれ故郷であるプロヴァンスと、画家としての成功を夢見た場所であるパリ。フランスの二つの地で描かれた作品を並べて、楽しむみたいですね」

小鳥「こういう場所って、あまり来たことがないので……新鮮です」

P「俺も、よく来るわけじゃありませんよ。本当、何年振りかな」

小鳥「でも、たまには良いですよね」

P「ええ。絵画とか見てると、何だか考えさせるというか」

小鳥「それ……ちょっと分かります」

P「ですよね。それじゃ、ゆっくり見て廻りましょうか」クルリ

小鳥「はい」

小鳥(なんか……楽しいなあ)

――――

――


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:41:32.25 ID:4KxquN/e0


13:10/ドン〇ホーテ

伊織「なんなのよ。このごちゃごちゃした店は」

亜美「いおり〜ん。知らないの→? パーティーグッズ買うならここっしょ→」

真美「コスプレグッズもあるから、いおりんは買って着なきゃだねっ!」

やよい「うわあ〜。見たことないモノがいっぱいです〜」キラキラ

伊織「それで、何を買うつもりなのよ」

亜美「とりあえず、クラッカーは人数分用意しなきゃだよねっ」

真美「あとは……かつらとか、鼻メガネとか? それからそれから……」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:46:34.17 ID:4KxquN/e0


やよい「あれー? 何だかあっちの方、ピンク色ですね〜」

伊織「ぴんくー? あ、あれは……//」

亜美「んっふふ。やよいっち〜、あの暖簾をくぐるとだなあ〜」

真美「真美たちの知らない、オ・ト・ナな世界が待っているのだよ→」

やよい「はえ? な、何だかよく分からないです……」

伊織「や、やよいにはまだ早いわ! 亜美と真美も、ふざけてないで急ぐわよっ!」ツン

亜美「ぷぷ。いおりんは清いですな」

真美「まったく、可愛いツンデレちゃんだねっ」

やよい「……???」キョトン

――――

――


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:49:06.96 ID:4KxquN/e0


13:20/美術館

小鳥「わあ、この風景画、綺麗ですね〜」

P「サント=ヴィクトワール山、ですね。外国の田舎って、こんな感じなんですかね」

小鳥「日本とはまた違った趣がありますよね」

P「はい。俺、海外と言えば中国くらいしか行ったことがないんで。一度行ってみたいです」

小鳥「へえ。中国ですか。旅行か何かですか?」ハテナ

P「大学時代に、親父が向こうで会社を任されていたんです。それで、夏休みに観光もかねて会いに行ったんですよ」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:52:58.12 ID:4KxquN/e0


小鳥「すごいなあ。私、海外って一度も行ったことないんですよね〜」

P「そうなんですか。いつか、事務所の皆で海外へ慰安旅行! なんてどうでしょう?」

小鳥「南国とか、良いですよね!」パアア

P「まあ、当分先の事になりそうですけどね」

小鳥「それまで、私もサポート頑張りますね」

P「はい。俺ももっと、皆に仕事取ってこなきゃ」

小鳥「期待してます♪ プロデューサーさん」

――――

――


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 22:57:31.18 ID:4KxquN/e0


13:40/765プロ事務所

響「折り紙と糊買ってきたさー」ガチャリ

あずさ「おかえりなさい。響ちゃん」

貴音「はて、その折り紙は、何に使うのですか?」

あずさ「えーと、輪っかを作って、それを繋げて……ほら、こうするの」

貴音「これを……飾るのですか?」ジーッ

響「少しはパーティーっぽくなる気がするぞ」

あずさ「私たちに出来ることと言えば……後はテーブルを並べるくらいかしら?」

響「お、ハム蔵も一緒にやるのか?」

ハム蔵「うい」

貴音「それでは……わたくしもその、輪っかを作る作業に……」

あずさ「あらあら。それじゃあ、皆で頑張りましょう」

美希「……Zzz」スヤスヤ

――――

――


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:01:15.21 ID:4KxquN/e0


13:50/美術館

小鳥「これは……肖像画ですか」

P「ああ。えーと、これはセザンヌの奥さんを描いてるみたいですね」

小鳥「……綺麗な人だなあ」

P「何だか、素敵ですよね。こういうの」

小鳥「はい……。奥さんかあ」

P「小鳥さんは、結婚願望とかあるんですか?」

小鳥「ぴよっ!? な、何でですか?」アセアセ

P「ちょっと、気になって」

小鳥「そ、そうですね……。一応あります」

P「まあ、女性の方は持っているものですよね」

小鳥(でも……そんな相手、今までどこにも居なかったのよね……)シクシク

P「俺も、将来的には結婚、したいですね」

小鳥「プロデューサーさんって、その……彼女さんとか、居ないんですか?」

P「残念ながら。まあ、欲しいとは思いますけどね」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:04:59.13 ID:4KxquN/e0


小鳥「そうですか。あ、あの……プロデューサーさんは、どんな女性が好みなんですか?」

P「え? そうですね……」

小鳥「…………」ゴクッ

P「どうだろう……」ウーン

小鳥「じゃ、じゃあ、例えば事務所の子なら、誰が良いですか?」

P「そうだなあ……」

小鳥(やっぱり……春香ちゃん? 美希ちゃんかなあ? 流石にやよいちゃんは……歳が離れすぎてるし……)

小鳥(あ、あずささんかな? 最年長だもんね)

小鳥(もしかして、同僚の律子さんなんて事も……)

P「事務所の中で彼女にするなら……」

小鳥「……するなら?」ゴクッ

P「……小鳥さんですね」

小鳥「……ぴ、ぴよ?」

P「だって、キレイですし。一番歳も近いですし……」

小鳥「…………」←石化中


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:06:43.05 ID:4d/YtL/q0

なんというイケメン


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:09:00.47 ID:4KxquN/e0


P「歌も上手いですし。少し子供っぽいところもあって、可愛いと思いますよ」

小鳥「……わ、わたしですか?」

P「そうですね。まあ、俺なんかじゃ小鳥さんには釣り合いませんよ」ハハハ

小鳥「……///」

P「小鳥さん? どうしました?」

小鳥「ちょ、ちょっとお手洗いに行ってきます……」タタタ

P「わかりました。俺はここで待ってますね」

小鳥「…………」ドキドキ

小鳥「……わたしが、プロデューサーさんの好みの女性……?」

小鳥「ほ、本当かな? 嘘じゃないよね?」

小鳥「きっと、お世辞よね……うん。わたしにそんな魅力……」

小鳥「でも……」

小鳥「どうしてこんなに、嬉しいのかなぁ」カアア

――――

――


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:12:49.72 ID:4KxquN/e0


14:10/ケーキ屋

春香「ね、千早ちゃん。どんなのがいいかなあ?」クルリ

千早「そうね……。とりあえず、いくつ買えばいいのかしら?」

真「ええと……社長と律子、プロデューサーと小鳥さんも入れて16人だから……」ウーン

雪歩「ホールケーキを3つくらいかなあ?」

春香「やっぱり、いちごショートは欠かせないよね〜」パアア

千早「私はナンでもいいわ」

真「チョコレートケーキはどうかなあ?」

雪歩「わあ……紅茶のスイーツ美味しそう……」キラキラ

春香「皆の好みも考慮しないとだね」

千早「無難に選べば大丈夫じゃないかしら?」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:15:34.82 ID:4KxquN/e0


真「だよねっ! じゃあ、いちごショートとチョコは確定で!」

雪歩「このレアチーズケーキなんてどうでしょうか?」

春香「あっ! いいかも! じゃあ、ロウソク立てるのは、このハート型のいちごショートで……」

千早「そういえば、ロウソクって何本買えば良いのかしら?」

真「う〜ん……そういえば、今日で何歳になるのかな?」

雪歩「にじゅうチョメチョメ歳としか情報がありませんし……」

春香「そんなにいっぱい立てたら穴だらけになっちゃうよ〜」

千早「そうよね。じゃあ、10本にしましょう」

真「だね。そうと決まれば、早く買って冷やしておかないと!」

雪歩「もう9月なのに、今日も暑いですね……」ヘタリ

春香「あはは。それじゃ、買っちゃおう♪」

――――

――


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:19:15.00 ID:4KxquN/e0


14:30/美術館

P「小鳥さん。ちょっと」

小鳥「……? 何ですか?」

P「見てください。晩年のセザンヌのアトリエを再現しているみたいです」

小鳥「なんだか、素敵ですね」

P「はい。芸術家って、本当にいろんな人がいますよね」

小鳥「この人……どんな気持ちで絵を描いていたんですかね〜」

P「どうでしょう。一度頭の中を覗いてみたいですよね」

小鳥「ですね。プロデューサーさんは絵も描いたりするんですか?」

P「いえ。俺、美術はからっきしダメだったんです」

小鳥「でも、音楽は得意だったんですよね」

P「まあ、子供の頃からピアノ習ってましたから」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:22:57.06 ID:4KxquN/e0


小鳥「いいなあ。私も幼いころは憧れました」

P「これでも、夢はピアニストだったんですよ」ハハ

小鳥「プロデューサーさんって、結構何でも出来ますよね〜」

P「そんな事ないですよ。それより、今度教えましょうか? ピアノ」

小鳥「ええ? いいんですか?」

P「まあ一応、家に電子ピアノ置いてるんで」

小鳥「でも……迷惑になりませんか?」

P「大丈夫です。オフの日とか、暇だったら連絡下さい」

小鳥「わあ、ありがとうございます」パアア

P「そんな大げさですよ。じゃあ、一通り廻りましたし、そろそろ出ましょうか」

小鳥「そうですね。とっても楽しかったです」

P「俺もですよ。小鳥さんと来れてよかったです」ニコッ

小鳥(本当に、幸せだな)

――――

――


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:26:30.34 ID:4KxquN/e0


15:00/765プロ事務所

春香「ただいまー」

亜美「あ、はるるんお帰り〜」

真美「うわあ、すっごい荷物だね→」

真「準備の方は、どんな感じ?」

響「上出来さー。 自分、頑張ったぞ! な、ハム蔵♪」

貴音「輪っかを作り続け、時を忘れてしまいました」ボーッ

あずさ「後は、みんなでお掃除をすれば大丈夫じゃないかしら〜?」

やよい「うっうー! お掃除なら任せてくださいっ!」キラリン


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:30:43.48 ID:4KxquN/e0


伊織「グッズは、とりあえずテーブルの上にまとめておいたわ」

春香「ありがと伊織。千早ちゃん、ケーキ冷蔵庫に入れておいてくれるかな?」

千早「わかったわ。春香じゃ、転んで台無しにしてしまうから」

春香「もう、ひどいなあ千早ちゃんは」テヘヘ

雪歩「じゃあ、わたしはとりあえずお茶をいれてきますね〜」トテテ

美希「……ミキは、おにぎり作るね〜」トコトコ

春香「…………」

春香「なんだかいいな。こういうの」

――――

――


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:34:37.83 ID:4KxquN/e0


15:30/アクセサリーショップ

P「小鳥さんって、こういうの好きなんですか?」

小鳥「やっぱり、可愛いじゃないですか」

P「そうですね。今日のピアスも、似合ってますよ」

小鳥「ふふ、ありがとうございます」

P(やっぱり、指輪じゃ重すぎるし……)

小鳥「わあ、これ可愛いな〜」キラキラ

小鳥「ね、プロデューサーさん。どっちが良いと思いますか?」クルリ

P「そうですね。俺はこっちのが好きですね」

小鳥「実は、私もこっちかなーって思ってました」

P「趣味が合いますね」

小鳥「はい。どうしよう、これ買っちゃおうかなあ」

P(ピアスくらいなら、大丈夫かな)

P「小鳥さん。良かったら俺がプレゼントしますよ」

小鳥「え? プロデューサーさんが?」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:37:48.99 ID:4KxquN/e0


P「はい。せっかく付き合ってもらいましたし。お礼がしたいです」

小鳥「そんな……。私も楽しませてもらったのに。悪いです」

P「いえ。俺がそうしたいんです。お願いしますよ」

小鳥「でも、これ結構高いし……」オロオロ

P「はは。大丈夫ですよ。一応、765プロの敏腕プロデューサーですから」

小鳥「自分で言うのはちょっとヘンですよ、プロデューサーさん」クスクス

P「まあ、とにかく。今日はトクベツって事で」ニコッ

小鳥「ほ、本当に……イイんですか?」

P「はい。それじゃあ、店員さん呼んできますよ」

小鳥「あっ……」

小鳥「…………」

小鳥「どうして、プレゼントなんか……」

小鳥「私、プロデューサーさんと居るだけで幸せなのにな」

――――

――


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:41:56.49 ID:4KxquN/e0


16:00/765プロ事務所

春香「これで、後は待つだけだね!」

千早「みんな、お疲れ様」

伊織「何だか準備だけで疲れちゃったわね」

亜美「きっと驚くよねっ! 真美」ニパッ

真美「そだねっ。もしかしたら泣いちゃうかも」

あずさ「ハム蔵ちゃんも、お疲れ様〜」ナデナデ

真「社長と律子は、何時ごろ着くのかな?」

響「17時には来れるって、さっき電話があったぞ」

貴音「美希……つまみ食いをしてはなりませんよ」

美希「お腹減ったの……。ハニーはいつ帰ってくるの〜?」バタバタ


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:44:42.17 ID:4KxquN/e0


やよい「プロデューサーが、連れてくるんですよね?」

雪歩「そうだったと思います……」

春香「プロデューサーさんが、その役目は俺に任せてほしいって。でも、どうしてなのかな?」

伊織「プロデューサーの事だから、小鳥とデートでもしているんじゃない?」

美希「そ、それは初耳なの! そうなの? 春香」

春香「言い出しっぺは私だけど、計画したのはプロデューサーさんだし……。私にもわからないよ〜」

千早「とりあえず、待っていましょう」

真「春香。プロデューサーに、準備できましたメール、送らなきゃ」

春香「そ、そうだね。じゃあ、みんなは休んでてね」

――――

――


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:48:34.61 ID:4KxquN/e0


16:30/公園

小鳥「今日は、とっても楽しかったです」

P「俺の方こそ。小鳥さんと過ごせて良かったですよ」

小鳥「あのう……本当にピアス、貰っちゃっていいんですか?」

P「はは。もう何回目ですか。受け取ってくださいよ」

小鳥「本当に、ありがとうございます。大切にしますね」

P「……はい。そう言っていただけると嬉しいです」

小鳥「あ、そうそう。プロデューサーさんに見てもらいたい物があったんです」

P「……? 何ですか?」

小鳥「ええと、これです」ガサゴソ

P「これは……アルバムですか?」

小鳥「はい。みんなの写真を残しておこうと思って」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:52:39.32 ID:4KxquN/e0


P「すごく丁寧ですね。ぷっ、春香は相変わらず転んでばかりだなあ」

小鳥「後何枚か、転ぶ瞬間の写真がありますよ」クスクス

P「ていうか、美希も寝てばかりじゃないか」

小鳥「でも、最近はレッスンも頑張るようになりました」

P「千早……よく笑うようになりましたね」

小鳥「ええ。昔は、歌にしか興味がないみたいでした」

P「あ、真が髪伸ばし始めたのって、この頃かあ」

小鳥「女の子っぽく見られたい、って気持ちが出てますよね〜」

P「貴音……どんだけラーメンばかり食べているんだ」

小鳥「最近貴音ちゃんも、人気出てきましたね」

P「あずささんは……少しは迷子にならなくなったかな?」

小鳥「それでも、週一で事務所に辿りつきませんけどね」

P「響も頑張ってますよね。何事にも」

小鳥「響ちゃんを見ていると、元気が湧いてきますよね」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/12(土) 23:56:19.39 ID:4KxquN/e0


P「雪歩……。少しは俺に慣れてくれましたかね?」

小鳥「はい。雪歩ちゃんなりに、信頼していると思います」

P「伊織は何だかんだで、一番常識人ですよね。それに、仲間想い」

小鳥「素直じゃないですけど、とっても良い子ですね」

P「俺、実はやよいのこと尊敬してるんですよね」

小鳥「私もです。まだ中学生なのに、いつも楽しそうに笑って」

P「はい。亜美も真美も、一緒に居ると楽しい」

小鳥「ムードメーカーですから。二人が居ないと、さみしいです」

P「律子も、若いのにしっかりしてる」

小鳥「もう今の765プロは、プロデューサーさんだけじゃ仕事になりませんからね」

P「はい。それに社長も、小鳥さんも」

小鳥「そして、プロデューサーさんが居て、やっと765プロなんですよね」

P「…………」

小鳥「…………」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:01:35.96 ID:ecrnas9j0


P「どうして、アルバムを?」

小鳥「何だか、寂しかったのかもしれません」

P「寂しい?」

小鳥「はい。皆、どんどん成長して、お仕事も増えて。もしかしたら、事務所の全員で集まれることも、少なくなるかもしれない」

小鳥「だから、みんなの想い出を、残しておきたいなと思ったんです。お仕事が辛い時や、泣きそうな時に、このアルバムを見て欲しいんです」

P「……いいですね。そうやって、皆で助け合えるのって」

小鳥「はい。それに、プロデューサーさんにも、私は感謝してます」

P「そんな。俺は何もしてないですよ」

小鳥「プロデューサーさんが来てから、毎日が楽しいです。写真の中で、みんなが笑っていられるのは、プロデューサーさんのおかげなんですから」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:05:46.07 ID:4KxquN/e0


P「……小鳥さんだって、同じです」

P「春香が言ってましたよ」

小鳥「春香ちゃんが?」

P「はい。仕事で辛い事があって、ヘコんで事務所に戻った時に……小鳥さんが言ってくれた『おかえりなさい』に、何度救われたかわかりませんって」

小鳥「……本当なら、嬉しいな」

P「小鳥さんは、俺たちを支えてくれているんです。だから皆も、俺も感謝しているんですよ」

小鳥「……ありがとう、ございます」

P「いいえ。それに俺、小鳥さんのこと……」

小鳥「へ……? 私のこと?」

P「…………」

小鳥「…………」ドキドキ


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:09:03.51 ID:ecrnas9j0


携帯「ブルルルル」

P「うわあ! め、メールだ」

小鳥(び、びっくりした……)

P「……よし」パタン

小鳥「……?」キョトン

P「小鳥さん。突然ですけど、今から事務所いきませんか?」

小鳥「……何か忘れ物ですか?」

P「いえ……。どうしても、小鳥さんと行きたいんですよ」

小鳥「……? わかりました」

小鳥(なんだろ? お仕事かな?)

P「それじゃあ、行きましょうか。小鳥さん」スタ

――――

――


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:12:37.59 ID:ecrnas9j0


17:30/765プロ事務所

P「小鳥さん」

P「今からドアを開けます。その前にお願いがあります」

小鳥「何ですか?」

P「俺が良いって言うまで、目を瞑っていてください」

小鳥「……わかりました」

P「ありがとうございます」

ガチャ……。コツ、コツ……

小鳥「…………」

P「さ、もういいですよ。目を開けてください」

小鳥「…………!」

小鳥「こ、これは……?」クルリ

P「今日は……小鳥さんの誕生日、ですから」

――――

――


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:16:03.73 ID:ecrnas9j0


 事務所の中はとても暗かった。カーテンも締め切っていて、外からの光も遮断している。

P「春香。頼む」

けれど、プロデューサーさんが口を開いた瞬間に、前方で小さなオレンジ色の光が灯った。

春香「小鳥さん! お誕生日、おめでとうございます!」

 春香ちゃんの声に続いて、耳に届くのは、『Happy birthday to you……』というみんなの声。

 その優しい歌声を聴いて私は初めて、今日が9月9日。私の誕生日だったことに気がついた。
 
小鳥「ぷ、プロデューサーさん。これは……?」

P「おめでとうございます。小鳥さん。 ほら、ケーキの火、消さないと」

プロデューサーさんが、私の背中をそっと押してくれる。

見れば、みんなが笑顔で、はやくはやく、と私を手招きしてくれる。

驚きと、嬉しさと気恥しさが胸の内で渦巻いていた。

ふわふわのケーキの上には、形の良い真っ赤なイチゴ。

その隙間に立てられた、カラフルなロウソクに向かって、私は息を吹きかけた。


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:19:22.85 ID:ecrnas9j0


全員「おめでと〜ございまーす!」

パーン、とクラッカーの弾ける音がところどころで鳴った。

誰かが照明を点けたのか、ようやくいつもの事務所の風景が目に入る。

小鳥「これ……私のために?」

春香「もちろんです! 社長に聞いたんですよ。小鳥さんの誕生日」パアア

小鳥「しゃ、社長!?」

社長「いやあ、小鳥くんも、765プロの一員だからね。皆で祝うべきだと思ったのだよ」

春香「発案は、私とプロデューサーさんですけどね」テヘヘ

小鳥「ぷ、プロデューサーさんも?」

P「はい。春香が、小鳥さんにもお礼がしたいって」

小鳥「…………」

春香「どうしたんですか? 小鳥さん」

小鳥「……ぐすん」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:22:11.35 ID:ecrnas9j0


亜美「あー! ピヨちゃんが泣いちゃった!」

真美「ちょっと、いくらなんでも涙脆すぎっしょ→」ニヤニヤ

P「こ、小鳥さん? 大丈夫ですか?」

小鳥「うええん。こ、こんなのズルイですよ〜」シクシク

P「……黙っててすみません。サプライズだったんで」

小鳥「もう……私嬉しくって……。泣いちゃうに決まってます……」

P「泣かないでくださいよ。ほら、ケーキ食べましょう?」

小鳥「……ひっく。……くすん」

 どうしてこんなにも嬉しいのに、涙が出るんだろう。

我ながらみっともないなあと思うけれど。

今だけは、泣いてもいいかな。

 こんなに嬉しい誕生日は、生まれて初めてだったのだから。


――――

 ――


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:25:29.75 ID:ecrnas9j0


社長「キミ。例のもの、持ってきておいたよ」

律子「もう……。相変わらず、プロデューサーは無茶を言いますね」

P「ありがとうございます。社長。律子も、助かったよ」

律子「まあ、構わないですけど。何に使うんですか? 電子ピアノなんて」

P「まあ、二つ目のサプライズってとこかな」

律子「……?」

P「春香。部屋の照明、少し落としてくれるか」

春香「はい。ええと……これくらいでいいですか?」トテテ

P「おっけー。サンキューな」

美希「ハニー? 何を始めるの?」キョトン

伊織「あんた、またろくでもない事考えてるんじゃないでしょうね?」ツン

やよい「プロデューサー? どーしたんですかあ?」

P「小鳥さん。ちょっと、前に出てきてもらえますか?」

小鳥「……?」トコトコ


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:29:00.54 ID:ecrnas9j0


真「プロデューサー。そのピアノは?」

P「ああ。俺が使うんだよ」

亜美「え→!? 兄(C)ってピアノ弾けるの!?」

真美「な、なんかカッコイイかも!」

あずさ「あらあら。プロデューサーさんは芸達者ですね〜」

P「小鳥さん。今から俺が伴奏するんで、何か歌ってくれませんか?」ニコッ

小鳥「え、えええ!?」

千早「わ、小鳥さんの歌、ぜひ聴かせてください!」

響「自分も聴きたいぞ!」ニパッ

雪歩「小鳥さんって、すっごく上手なんですよね〜」ポワーン

貴音「これは……心して聴かねばいけませんね」


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:33:04.90 ID:ecrnas9j0


小鳥「ちょ、ちょっとプロデューサーさん! 何を言い出すんですか!?」アセアセ

P「まあパーティーの主賓ですし。何か歌いたい曲ありませんか?」

小鳥「歌いたい曲……?」

社長「……小鳥君の歌がまた聴けるとは……うう」

律子「社長、涙ぐむにはまだ早いですよ」ポン

小鳥「……何でも、弾けるんですか?」

P「まあ、コードをさらうだけですから。知っている曲で、よほど難しい曲じゃなければ」

小鳥「それじゃあ……『おもいでのアルバム』を」

P「……みんなのうた、ですか?」

小鳥「……はい」

P「懐かしいですね。わかりました」

小鳥「それでは、音無小鳥、歌います」

――――

――


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:36:56.43 ID:ecrnas9j0


 いつのことだか 思い出してごらん

 あんなこと こんなこと あったでしょう

 嬉しかったこと 面白かったこと

 いつになっても 忘れない


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:39:33.27 ID:ecrnas9j0


人前で歌うことは、好きではなかった。いや、得意ではなかったと言うべきかもしれない。

それでも、今はとても気持ちよく、自然と声が出る気がした。

 もしかしたら、プロデューサーさんが奏でる優しい音色のおかげかもしれない。

これまで、本当に色々な事があった。

それこそ、春も、夏も、秋も、冬も。一年中が思い出でいっぱいだ。

時には、辛いこと、苦しいこともあったけれど。

こうして、皆で支えあって、私たちは過ごしてきた。

私は、本当に良い仲間に恵まれたと思う。

だって、こんなにも暖かい。

優しさに包まれるような、この場所と765プロのみんなは、私にとって、二つ目の家であり、家族みたいなもの。

これからも、たくさん写真を撮ろう。 例えアルバムが何冊増えたとしても。

みんなで振り返られる思い出になるなら。

それほど嬉しいことは、きっとないよね。

――――

――


110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:42:48.30 ID:ecrnas9j0


P「小鳥さんの歌、ほんと素晴らしかったですよ」

小鳥「いえ。プロデューサーさんの伴奏も素敵でした」

P「無茶ぶりでスミマセン」

小鳥「ほんとですよ、もう。でも……」

P「…………?」

小鳥「今日は、ありがとうございました」

P「……はい」

小鳥「……今日は最初からこのために私を?」

P「ここまで連れて来るのは俺の役目でした」

小鳥「じゃあ……その、で、デートもこのパーティーのために……?」

P「あ、いや……。美術館は飽くまでも俺が小鳥さんを誘いたかったからで……」ドギマギ

小鳥「そ、そうですか……。嬉しいです///」カアア

P「いえ……///」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:51:55.56 ID:ecrnas9j0


小鳥「そ、そうだわ。プロデューサーさん、一緒に、写真撮りませんか?」モジモジ

P「いいですね。じゃあ誰かにシャッターを……」

亜美「…………」

真美「……」

亜美「……なんか、仲いいね」ジーッ

真美「そだね。二人だけのセカイって感じだね」ジロジロ

P「うわっ! 亜美に真美! 驚かせるなよ」

美希「むう〜! 小鳥! ハニーはミキのなんだよ?」プクーッ

春香「わあ! 小鳥さん。そのピアス、綺麗ですね!」

小鳥「ぴ、ぴよっ!? このピアスは……その……」チラリ

伊織「も、もしかして……あんたが!?」


115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:53:26.07 ID:ecrnas9j0


P「えーと……こ、これはだなあ……」

美希「ハニー! 説明するの〜!」

P「うわ美希っ! くっつくな〜」

律子「プロデューサー! 社内恋愛は禁止ですよっ!」

社長「キミ……まさか小鳥君に手を出したのかねっ!?」

わーわー、がやがや……。

小鳥「……くす」

小鳥「ずっと、これからも」

小鳥「幸せな思い出が、増えますように」

小鳥『おもいでのアルバム』―Happy Birthday―


116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 00:58:34.67 ID:qnfsYh2c0

綺麗な話だった
お疲れ様!


123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 01:03:30.74 ID:AshNjQ5r0

おつ


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 01:04:29.20 ID:ZhGUbx9S0

おつかれー

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