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入須「来たぞ、折木君」

引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348325441/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:50:41.08 ID:6dgjJ0oT0



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:54:03.71 ID:6dgjJ0oT0


・古典部部室

奉太郎(千反田は図書館、里志は総務委員の会議、伊原は図書委員の仕事…)

奉太郎(三度目の奇跡だ。今日の奇跡を信じて、この問題を終わらせる)

奉太郎「こんにちは、先輩」

入須「あぁ」

奉太郎「お久しぶりですね」

入須「…そうだな、一週間ぶりだ」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:56:02.37 ID:6dgjJ0oT0


奉太郎「はい」

入須「…早くないか?」

奉太郎「そうですか?」

入須「…まぁ、元々私から言い出したことだ。君が気にする必要は無いんだが」

奉太郎「えぇ」

入須「手紙で呼び出されたのは初めてだ」ガタッ

奉太郎(…先輩はいつも目の前に座るな)


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:57:19.36 ID:6dgjJ0oT0


奉太郎「俺も下駄箱に手紙を入れたのは初めてです」

入須「それで、これはどういう事だ?」パサッ

『本日放課後、古典部部室にて。 折木奉太郎』

奉太郎「そのままの意味ですよ」

入須「…と言われてもな」

奉太郎「部室なので、抹茶が無くて申し訳ないんですが」

入須「それは構わないが」

奉太郎「安心しました」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:58:23.68 ID:6dgjJ0oT0


入須「…それで、なんだ?」

奉太郎「…実は、特に大した用事は無かったんですが」

入須「……帰る」スッ

奉太郎「冗談です」

入須「………」トスッ

奉太郎「…入須先輩、お話があります。聞いてもらえますか?」

入須「…あぁ」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:00:21.61 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「……以前、先輩が俺に相談した事を覚えていますか?」

入須「さて、なんだったか」

奉太郎「恋の相談ですよ。先輩に好きな人がいると」

入須「……それは、忘れてくれ。終わった事だ」

奉太郎「…その次に先輩が俺に話した事は、覚えていますか?」

入須「…高校生活についてだ。主に、朝と放課後のな」

奉太郎「えぇ。そして休みの日に先輩の髪の話、文化祭で先輩が怒っていた理由の話」

入須「随分ピンポイントだな」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:01:58.25 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「共通点があります」

入須「…一体なんだ?」

奉太郎「わかりませんか?」

入須「……あぁ」

奉太郎「…先輩、前に俺の事をこう言ってましたね。よく理解してくれて、特別だと」

入須「そうだな」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:03:15.12 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「特別な事、それは人それぞれあります。勿論俺にも」

入須「君にとって特別な事?」

奉太郎「先輩、例えば自分の前を歩く人が居たとしたら、それはどの様な人でしょうか?」

入須「…急になんだ」

奉太郎「答えてください」

入須「……目上の人だろう。上司、先輩」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:04:48.07 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「では、自分の後ろを歩く人は?」

入須「単純に逆にすれば、部下、後輩。目下の者だ」

奉太郎「それなら、隣は?」

入須「同期、同級生。対等な関係の者だ」

奉太郎「…では、その隣を歩く人が先輩の後ろに下がっていくとして、その理由はなんでしょうか?」

入須「…折木君、なぞなぞをする為に私を呼んだのか?」

奉太郎「先輩、答えてください」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:05:58.36 ID:gFVbbjMm0


入須「……わかった。そうだな…本質的に、立場が下なんじゃないか?」

奉太郎「と言うと」

入須「人を避けるにしろ狭い道を歩くにしろ、自分が動く事で相手を引き立たせている」

奉太郎「では逆に、前に出て行く場合の理由はなんでしょうか?」

入須「…自ら引き立つ為に動く。リーダーたる者、若しくは相手を守る為」

奉太郎「……ありがとうございます。参考になりました」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:07:42.10 ID:gFVbbjMm0


入須「意図を教えてはくれないのか?」

奉太郎「…先輩、今の話、俺は抜けている事があると思います」

入須「なんだ?」

奉太郎「隣を歩く人は同級生だけではありません。年上の友達や親、年下の知り合いや兄弟」

入須「…確かに」

奉太郎「そして、隣に歩く人が前に出る。 …導いているんじゃないでしょうか?」

入須「隣の者をか?」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:09:50.92 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「えぇ、例えば、俺の様な何もできない省エネ人間をね」

入須「…君は何もできなくないよ」

奉太郎「…そう言って貰えると嬉しいです」

入須「本当だ」

奉太郎「……本題に入りましょうか、先輩」

入須「…待て」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:11:10.69 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「はい」

入須「聞きたくない」

奉太郎「聞いてもらいます」

入須「嫌だ」

奉太郎「先輩」

入須「………」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:12:57.65 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「…知る事の出来る者が、知らないフリをする事はできない」

入須「…どういうことだ?」

奉太郎「先輩、人の気も知らないで、勝手に結論を出すのは良くありませんよ」

入須「………」

奉太郎「………」

入須「……わかった、聞かせてくれ」

奉太郎「はい」

奉太郎(布石は打った。ここからだ…!)


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:15:07.15 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「…先日言ってましたね、昔の関係に戻るのは嫌だと」

入須「あぁ」

奉太郎「それは、俺と先輩の距離が離れてしまうからですか?」

入須「…そうだ」

奉太郎「なら、それはありえません」

入須「なぜだ。君は私に騙され、苦手意識を覚えたはずだ。そうなれば…」

奉太郎「先輩、俺はどうやら省エネはやめられません。そしてあなたは女帝と呼ばれている」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:16:42.12 ID:gFVbbjMm0


入須「…あぁ、変わらない」

奉太郎「それで良いんです。見方を変えましょう」

入須「見方を…?」

奉太郎「先輩は、隣に歩きながら俺を導いてくれていると」

入須「…私が、君を」

奉太郎「えぇ。先ほどの共通点の話ですが、あれは全て先輩の問いに俺が考え、答えを示した話です。正答は少ないですが」

入須「…なるほど、確かに」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:18:06.38 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「最初は嫌でしたが、今はそこまで嫌ではありません。まぁ、余り多いと困りますけど」

入須「…そんなに言わないよ」

奉太郎「悪い気はしませんけどね」

入須「……だが、私はまた君を騙そうとするかもしれない。導くと嘘をついてな」

奉太郎「その時は、また先輩の真意を俺が解きます」

入須「………」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:20:00.04 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「先輩、あなたは俺に道を示してくれた。そして、これからも変わらないでしょう」

入須「あぁ」

奉太郎「これがこの間の答えです。 …先輩は特別です。俺には、あなたが必要な理由がある」

入須「!」

奉太郎「俺達は二人で歩いていく。そして先輩は時々前に出て、俺を導いてください」

入須「…それなら君は、時々後ろに下がって私を見守ってくれるのか?」

奉太郎「そうですね、後ろに下がって、俯瞰で先輩の気持ちを理解しましょう」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:21:50.36 ID:gFVbbjMm0


入須「…そうか」

奉太郎「お互いが特別であれば、対等じゃないですか?」

入須「……そうかもしれない。だが、私は君を束縛してしまう。嫉妬心も強い。君はこんな女、嫌だろう?」

奉太郎「先輩、俺は先輩を信頼します。だから先輩も俺を信じてください」

入須「だが…」

奉太郎「………」

奉太郎(ここか…)


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:24:11.19 ID:gFVbbjMm0


奉太郎(姉貴が言っていたな。わかっている事実を検討し、わからない事に上書きしろと)

奉太郎(姉貴…信じるからな。失敗したら、一生恨むぞ)

奉太郎「…あの時、俺の事を変わっていないと言いましたね、先輩」

入須「…あぁ」

奉太郎「そんな事はありません。変わっていますよ、俺は」

奉太郎(………)ドク…ドク…

奉太郎(胸が痛い…勇気を出せ、俺!)

奉太郎(…事実はある。全てを伝えるんだ、先輩に!)


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:25:49.26 ID:gFVbbjMm0


入須「…折木君?」

奉太郎「俺は…俺は!」


奉太郎「入須先輩の事が、どうしようもなく好きになりました!」


入須「!!」

奉太郎「変わっていないなんて、言わせません」

入須「………」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:28:15.41 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「………」ガタッ

入須「お、折木君

ギュッ

入須「!」

奉太郎「束縛してください。嫉妬してください。騙してください」

奉太郎「そのままの先輩で良いんです。俺は、そんな先輩が堪らなく好きなんですから」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:31:04.02 ID:gFVbbjMm0


入須「………」

奉太郎「………」

入須「………」ポロ…ポロ…

奉太郎「! 先輩…?」

入須「折木君…折木君…」

奉太郎「…泣かないで下さい、先輩」

入須「うるさい…」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:32:40.28 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「…調子が戻ってきましたね?」

入須「……この一週間、とても辛かった。そして今、とても幸せだ」

奉太郎「はい」

入須「想いが込み上げて、止まらない…嬉しくて、悲しくて…」ポロ…ポロ…

奉太郎「はい」

入須「君がこんな…私を抱きしめるからだ。 …暖かくて、優しくて」

奉太郎「………」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:34:06.66 ID:gFVbbjMm0


入須「今、私も変わった。君の事が…大好きになったよ」

奉太郎「はい」

入須「こんな私でいいのか…?」

奉太郎「…先輩以外、いません」

入須「…嬉しい」ギュッ

奉太郎「………」ギュッ


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:35:21.06 ID:gFVbbjMm0


入須「………」

奉太郎「……入須先輩」

入須「……折木君」

奉太郎「………」

入須「……ん」

奉太郎「………」チュッ

入須「んっ…」

奉太郎「……ふぅ」

入須「………」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:36:30.92 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「………」

入須「……もう一度」

奉太郎「…おあずけです」

入須「…バカ」

奉太郎「これでも、恥ずかしいんですよ」

入須「気にしなくて良いよ」

奉太郎「俺が気にします」

入須「………」ギュッ


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:37:22.23 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「……先輩、好きです。この気持ちは、忘れません」

入須「…忘れたら、怒るからな」

奉太郎「手帳に書いておきますよ」

入須「ふふっ。あぁ、頼む」

奉太郎(…入須先輩、出会った当初はこんな関係になるとは思って居なかったが)

奉太郎(こんなにもかけがえのない人が出来て、俺も、幸せだ)


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:38:30.12 ID:gFVbbjMm0


・10分後

入須「これで…正式に恋人同士、だな」

奉太郎「そうですね」

入須「お互いに好きだと確認しあったし」

奉太郎「えぇ」

入須「……キスもしたし」

奉太郎「…はい」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:40:07.07 ID:gFVbbjMm0


入須「君と将来どういう家族になるのか、今から楽しみだな」

奉太郎「……え?」

入須「折木君、私は婚前交渉は構わないけど、子供は結婚後だからな」

奉太郎「……結婚?」

入須「…君の為なら、痛みも我慢するよ」

奉太郎「ちょっと待ってください」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:41:35.74 ID:gFVbbjMm0


入須「…なんだ?」

奉太郎「……いや、急に話が飛躍したような気がするんですが」

入須「どこがだ?」

奉太郎「結婚って…」

入須「先ほどキスをしたじゃないか」

奉太郎「はい」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:42:30.46 ID:gFVbbjMm0


入須「結婚と言う事になるだろう?」

奉太郎「……いや、なんでですか。なる訳ないでしょう」

入須「何故だ、なるだろ?」

奉太郎「なりませんよ」

入須「なる」

奉太郎「なりません」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:43:21.28 ID:gFVbbjMm0


入須「………」

奉太郎「………」

入須「…まぁ、前提と言う事にしておくよ」

奉太郎「…もうそれでいいです」

入須「結婚はするけどな」

奉太郎「…もうなんでもいいです」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:44:28.00 ID:gFVbbjMm0


入須「そうか。まぁ、学生結婚は何かと大変だからな、すぐの話じゃないよ」

奉太郎「…はい」

入須「元気が無いぞ」

奉太郎「…疲れが一気に来ました」

入須「私の為に考えていてくれたんだな…ありがとう」

奉太郎「…これは五限の体育ですね。体が痛い」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:45:18.13 ID:gFVbbjMm0


入須「………」ペシッ

奉太郎「痛っ! 何するんですか…」

入須「君にはデリカシーが足りないな。それに鈍感だ」

奉太郎「酷い言われようですね」

入須「…そして、女に警戒心が足りない」

奉太郎「うっ…もう良いじゃないですか、それは」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:46:20.82 ID:gFVbbjMm0


入須「ヘラヘラしてた」

奉太郎「してませんよ。笑顔の練習です」

入須「なら、私にも見せてみろ」

奉太郎「…嫌です」

入須「あの女性に出来て、私には出来ないと」

奉太郎「…そういうわけじゃ

入須「なら見せてみろ」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:47:14.28 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「………」

入須「早く」

奉太郎「………」ニコッ

入須「!」カーッ

奉太郎「…これでいいですか」プイッ

入須「あ、あぁ…」ドキドキ


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:48:20.65 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「……恥ずかしいんですから」

入須「…余り、やらなくていいよ」

奉太郎「…はぁ」

入須「目に毒だ…」

奉太郎「失礼な」

入須「年上の女性には絶対に見せない様にな」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:49:16.07 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「…はぁ」

入須「わかったな?」

奉太郎「まぁ、はい」

入須「今日から君には首輪を付けさせてもらうからな」

奉太郎「……え?」

入須「しっかり面倒を見てやろう」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:49:56.57 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「先輩、自由とは」

入須「有って無い様な物だ」

奉太郎「独裁者じゃないですか…」

入須「ふふっ、冗談だよ。 …監視はするが」

奉太郎「…先輩」

入須「しばらく我慢しろ。一週間分、君に甘えたい」

奉太郎「…仕方ないですね」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:50:49.13 ID:gFVbbjMm0


入須「ふふっ、楽しみだ」

奉太郎「それじゃ、そろそろ帰りましょうか」

入須「あぁ、腕を組んでな」

奉太郎「早速ですか」

入須「…私は容赦しないからな。覚悟しろよ」

奉太郎「…はい」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:51:39.56 ID:gFVbbjMm0


奉太郎(腕を組んで、隣同士で歩いていく…)

奉太郎(道に迷ったら、先輩が前に出て正しい道を探す。俺はその後ろで考えて、先輩に助言をする)

奉太郎(二人で協力して、この先を歩いていく)

奉太郎(隣同士、対等に…どこまでも…歩いていこう)

奉太郎(かけがえのない、特別な人と一緒に)

奉太郎「行きましょうか、冬実先輩」

入須「! あぁ…そうだな、奉太郎」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:52:31.90 ID:gFVbbjMm0


おまけ

奉太郎(……ん?)

奉太郎「先輩、少しここに」コソコソ

入須「ん? あぁ…」

奉太郎「………」コソコソ

ガラッ

里志「うわっ!」

伊原「えぇっ!」

千反田「きゃあっ!」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:53:27.31 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「………」

里志「…ばれたね」

伊原「だからやめようって言ったのに!」

千反田「あ、あの、その、これは…」

奉太郎「………」

里志「……逃げろっ!」

伊原「あ! ちょっと待ってよ!」

千反田「え? あ、待ってください! 私、気になりますーっ!」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:54:23.92 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「………」

入須「…見られてたな」

奉太郎「その様ですね」

入須「…まぁ、私は見られていても構わないがな」

奉太郎「俺は嫌ですっ!」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:55:14.84 ID:gFVbbjMm0


エピローグ

奉太郎「おはようございます。先輩」

入須「おはよう。時間通りだな」

奉太郎「はい。それじゃ、行きましょう」

入須「あぁ」

奉太郎「……大分寒くなってきましたね」

入須「冬も近いからな」ギュッ


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:56:15.74 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「…暖かいですね、先輩」

入須「ふふっ、君もな」

奉太郎「昨日はお邪魔しました」

入須「あぁ、気にするな」

奉太郎「…予想通り先輩の父親には睨まれてしまいましたが」

入須「…それも気にするな。まぁ、なんとか説得しよう」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:57:07.48 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「先輩が結婚を考えている、なんて言うからですよ」

入須「本心だ」

奉太郎「空気で死ぬかと思いました」

入須「…まぁ、ゆっくり行こう」

奉太郎「…そうですね」

入須「時間はある。君にも、私にも」

奉太郎「はい」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:58:04.32 ID:gFVbbjMm0


入須「いつか、二人で一番幸せになろう」

奉太郎「えぇ、必ず」

??「おおーい!」

奉太郎「…里志だ」

里志「奉太郎! 入須先輩!」

奉太郎「随分早いな」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:59:01.00 ID:gFVbbjMm0


入須「おはよう、福部君」

里志「おはようございます。奉太郎達の姿が見えたから追ってきたんだよ」

奉太郎「朝から元気だな、お前は」

里志「そりゃそうだよ! なんせ神高の女帝を落とした帝王、折木奉太郎とその女帝が腕を組んで歩いているんだからね」

入須「…そんな話になっているのか」

奉太郎「話半分に聞いておいてください」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:59:42.81 ID:gFVbbjMm0


里志「嘘じゃないよ、奉太郎」

奉太郎「……嘘だと言ってくれ」

里志「大体、こんな露骨にアピールすれば誰だって気づくさ」

入須「…奉太郎、堂々としろ」

奉太郎「ですが、先輩…」

入須「私は気にしない」

奉太郎「俺が気にするんですっ!」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:00:29.09 ID:gFVbbjMm0


里志「その内新聞部や放送部が来るかもね」

奉太郎「勘弁してくれ…」

里志「女帝、入須冬実を手に入れた帝王、果たしてどの様な人物かっ! ってね」

奉太郎「…お、俺の省エネ生活を返してください、先輩」

入須「…まぁ、頑張ってくれ」

奉太郎「先輩!」

入須「知らん」

里志「…まったく、諦めなよ、奉太郎」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:01:29.97 ID:gFVbbjMm0


奉太郎「………」ガクッ

入須「歩け」

奉太郎「……はい」

奉太郎(好きだけど…好きだけど…!)

奉太郎(別れようかな…)

入須「…今、何を考えていた?」

奉太郎「い、いえ、何も!」


おわり


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:04:48.22 ID:gFVbbjMm0

以上です。支援してくださった方、ありがとうございました。
これで、とりあえずこのSSシリーズは終わりです。
入須先輩に惚れて自家発電として書いたSSでしたが、
色々な方にお読みいただきまして、ありがとうございました。
それでは、また次の機会がありましたら、宜しくお願いします。


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:03:57.84 ID:uel8quKE0

乙!


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:04:45.51 ID:EepXh+Qi0

乙!
いりすたそ~


この記事へのコメント

- あ - 2012年09月24日 06:30:47

いりすたその物語終了か
おもしろかった
乙でした

- 名無しさん - 2012年10月15日 14:24:26

まさかほうたるが年上キラーだったとは

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