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恒一「見崎と赤沢さんは水と油」

URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338127456/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:04:16.00 ID:WqpPgPz90

恒一「……って感じだよね。正反対というか」

見崎「そして、相いれない存在ってこと?」

恒一「あっ……いや、そこまで言うつもりは……」

赤沢「そう?まあ、あながち間違っているとは思わないけど。私、見崎さんのこと好きではないし」

見崎「私も赤沢さんには苦手意識がある」

恒一「……」

赤沢「……ちなみにこの場合、どっちが水でどっちが油なの?」

恒一「えっ?(そこまで考えてなかったけど…)…しいて言うなら見崎が水で赤沢さんが油かな」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:06:33.71 ID:WqpPgPz90

見崎「まぁなんとなくそういうと思った。赤沢さん、榊原君が言うには赤沢さんは油の塊だって」

赤沢「コラァ〜!勝手に恒一君の発言を捏造するな!」

見崎「これは失礼。ギトギト赤沢さん」

赤沢「ヘンなあだ名で呼ぶな!」

恒一「あ、いやこれは比喩で……」

赤沢「わかっているわ、恒一君。見崎さんがヘンなことを言うから諌めただけよ」

見崎「榊原君、本当に比喩と言い切れる?赤沢さんのこの体を見ても?」

恒一「えっ?それはどういう……」

見崎「榊原君って本当に鈍いのね。ほらこれよ、これ」モミモミ  恒一「!」

赤沢「!……見崎さん…やめて……わ、私の胸を……」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:10:37.23 ID:WqpPgPz90

見崎「見て、榊原君。この豊かな脂身」モミモミ

赤沢「人の胸を脂身とか言うのはやめなさい!」

赤沢「…こ、恒一君も見てないで見崎さんを止めてよ……」

恒一「え?……あ、うん、見崎も人の胸で遊ぶのはやめなよ」

見崎「は〜い」パッ

赤沢「…た…助かった……」ゼェゼェ

見崎「…でもこれでわかったでしょ?比喩ではないってことが」

恒一(赤沢さんの手前、これを肯定していいものか……)

赤沢「そ、そういうあなたはどうなのよ!こ、この……ビショビショ見崎め」

見崎「ビショビショ、か……まあ…私、雨に濡れるのは嫌いじゃないから」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:14:18.46 ID:WqpPgPz90

赤沢「そ、そうなの?」

恒一「そういえば僕が転校してまもなくの頃、雨の日なのに傘もささずに帰る見崎を見たなあ」

見崎「そういうことだから、私のことは自由に呼べばいいわ。ビショビショでもビシャビシャでも」

赤沢(何故か私が負けてるような感じだわ……)

赤沢「あ、雨の日が好きだなんて変わってるのね」

見崎「そう?…まあ、赤沢さんはいかにも晴れの日が好きそうな感じだけど」

恒一「確かにそういうイメージだね。実際はどうなの?」

赤沢「もちろん晴れの日のほうが好きよ。焼けることを除けば、日の光は嫌いじゃないわ」

恒一「そうなると、見崎と赤沢さんは雨と晴って感じかな」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:17:39.29 ID:WqpPgPz90

見崎「私は日の光はあまり好きじゃない」

恒一「その肌の色を見てもいかにもそんな感じだね」

見崎「赤沢さんが光なら、私は陰といったところかしらね」

赤沢「あら?そんなに自分を卑下することはないと思うけど」

見崎「自分を陰に喩えたとしても、それが卑下だとは思わないわ。だって…」

恒一&赤沢「?」

見崎「私が陰なら、私にとっての光は榊原君だから」

恒一&赤沢「!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:20:37.15 ID:WqpPgPz90

赤沢「!……な…あなたってさりげなくそんな大胆なことを…」

恒一「あ…ありがとう。でも、やっぱり自分を陰に喩えることはないと思うよ」

恒一「自分にとっての光っていうのは……その……お互い様なところもあるし」

赤沢(こっちはこっちでのろけて…………)

見崎「それはどういたしまして……じゃあ何だったらいい?」

恒一「そうだなあ……赤沢さんを光に喩えたから……光……晴れ……太陽か」

赤沢「じゃあ見崎さんは月ね。自分で光ることのできない哀れな星」

見崎「私、太陽より月のほうが好きだからそれでいいわ。赤沢さんに照らされなくても……」

見崎「というよりそもそも光る必要性を感じないし」

赤沢「ぐぬぬ……」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:24:09.58 ID:WqpPgPz90

見崎「それに、榊原君を地球と考えれば近くにいるのは私のほうになる」

赤沢「見崎さん、地球ってどうやってできたのか知ってるわよね?」

見崎「もちろん知っているわ。でも、これはあくまでたとえ話だから」

見崎「あなたまさか自分が榊原君と見崎鳴を産んだとでも言いたいの?」

恒一「そ……それはちょっと自意識過剰かも」

赤沢「あ〜〜もう!二人して意地悪しないでよ。本来の話に戻しましょう」

見崎「もともとこれって雑談じゃなかったの?」

恒一「…まあ、一応見崎と赤沢さんの違いについての話、だったよね」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:31:41.00 ID:WqpPgPz90

恒一「じゃあ、これからは僕の質問に二人が答えるって風に進めていくけどいい?」

赤沢「恒一君の好きなようにしてもらって構わないわ」

見崎「私もよ」

恒一「もしかしたら意外な共通項もあるかもしれないしね」

恒一「とはいえ、最初は答えの予想がつきやすい質問をするけど」

恒一「好きな科目は?」

赤沢「国語よ」

見崎「…美術」

恒一「ああ、やっぱり」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:35:39.08 ID:WqpPgPz90

見崎「赤沢さんはいかにも国語好きそうな感じがする」

赤沢「どういうこと?」

見崎「どういうことって言われても、国語でよくある『この時の主人公の気持ちを述べなさい』とか」

見崎「『作者の考えをまとめなさい』とかそういう問題が得意そうだから」

赤沢「そうね。そういう問題って素直に考えれば解けるものなんじゃないの?」

見崎「ふぅん。私は好きじゃないわ、そういう問題。曖昧さを残しておきながら正解は一つとか」

恒一「とはいえ、よほどの悪問でなければちゃんと絞れるようにはなってるんだけどね」

見崎「そうなの?じゃあ今度榊原君に問題を解くコツでも教えてもらおうかしら」

恒一「いいよ」

赤沢「わ、私には何か教えてくれないの?」

見崎「今、国語は得意って言ったじゃない」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:38:17.50 ID:WqpPgPz90

赤沢「それなら苦手な数学でも……」

恒一「赤沢さんは数学は好きじゃないの?」

赤沢「国語と比較すればの話ね。なんか無味乾燥としてて」

見崎「そうね。だから逆に無味乾燥とした試験とむしろ相性がいいから、私はまだマシだと思う」

赤沢「あ〜、それは一理あるかもしれないわね」

赤沢「でも、私も試験はあまり好きじゃないからやっぱりドライな感じのする教科は……」

恒一「なるほどね。じゃあ試験とかはあまりない美術とかは?」

赤沢「私、絵を描くのは得意ではないから……」

恒一「僕も美術は好きでも、あまり上手い方ではないんだよね」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:41:29.57 ID:WqpPgPz90

見崎「そういうことなら榊原君、今度一緒に絵を描こうよ」

恒一「本当?見崎がそう言ってくれるなら是非そうしたいな」

赤沢「あ、あの……私は……」

見崎「あら、赤沢さんは私に絵の描き方を教えてほしいのかしら」

赤沢「別にそういうわけじゃ…(…これ以上この二人が一緒に過ごす時間が増えるのは……)」

恒一「…赤沢さんもいれてあげたら?見崎は絵が上手なんだし」

見崎「榊原君がそう言うなら仕方ないか」

赤沢「よしっ」

見崎「しかし、無味乾燥としてないはずの美術が苦手というのはどうして?」

赤沢「私は何であれ、できることなら上手くやりたいのよ」

恒一「……どうも赤沢さんは完璧主義者の気があるみたいだね」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:45:02.76 ID:WqpPgPz90

見崎「たかが学校の美術の作品くらい、適当に作ってればいいのに」

赤沢「そういうやり方は私が許さないわ」

見崎「まあ自分のポリシーに留めておくだけならいいけど……」

赤沢「だいたいそういう見崎さんは、学校というものに対する態度が適当すぎるんじゃないの?」

恒一(あ〜、そういう話の流れになるのか……)

見崎「いいじゃない、適当って。適当って褒め言葉よ」

赤沢「ま、まあ確かに良い意味でも使う言葉だけど」

見崎「それに『いない者』だったんだから、私がいないほうがクラスの人には迷惑にならないと思ったまでよ」

恒一「まあ、そうだね。それに『いない者』が僕と見崎になった後は……」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:48:28.89 ID:WqpPgPz90

恒一「……いや、ここで言うのはとりあえずやめておこう」

赤沢「その言い方は気になるわ。ハッキリ言ってよ恒一君」

見崎「私も榊原君が自分のことについて何か言うなら、ちょっと気になるかも」

恒一「……後で言うから、今は二人とも待っててほしい」

赤沢「わかったわ」

見崎「…そう」

恒一「じゃあ次の質問。好きな飲み物は何?」

見崎「紅茶」

赤沢「コーヒー」

恒一「ですよねー」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:52:03.46 ID:WqpPgPz90

見崎「さすがの負けず嫌いの赤沢さんも、これは負けを認めざるを得ないでしょう」

赤沢「負けって何よ!?」

見崎「恒一君と好みが合わないということに」

赤沢「そ……それは……あっ…でもこの前勧めたコーヒーは美味しかったでしょ?」

恒一「ハワイコナのエクストラファンシーだっけ?確かにあれはコーヒーが苦手な僕でも飲めたよ」

赤沢「そういうことよ」

赤沢「私は、たとえ苦手なものであっても最高の物を提供することによってそれを無きものにできるわ」

見崎「むむむ…」

赤沢「だいたいあなた、紅茶が好きとか言ってたけど普段飲んでるのは缶紅茶じゃない?それでよく紅茶が好きとかいえるわね」

見崎「むぅ……か、缶紅茶も立派な紅茶の一種よ」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:55:07.11 ID:WqpPgPz90

赤沢「あんな砂糖の固まりが?あんなもの飲んでたらそのうち糖尿病になるわよ」

見崎「その心配はいらないわ」

赤沢「どうして?」

恒一「あ、それは僕も気になるかな」

見崎「誰かさんと違って、頭使ってるから糖分補給をするのは問題ないわ」

赤沢「何〜!?まるで私が頭使ってないみたいじゃない!そ、そりゃあ対策に関して言えばその…」

見崎「無能のそしりを受けても仕方ない、だっけ?」

赤沢「わざわざあんたが言うな!」

恒一「確かに対策係としては赤沢さんはちょっと……」

赤沢「恒一君まで私に追い打ちを……」シクシク


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:58:39.62 ID:WqpPgPz90

恒一「まぁ、とはいっても見崎も途中まで自分の事情を知らせてなかったからお互い様の面もあるかな」

赤沢「そ、そうよ!あなたが藤岡未咲さんのことを話してたら、『ある年』だってすぐ分かったのに!」

見崎「その話と、榊原君に最初に事情を知らせなかったのとは別問題だと思うけど」

恒一「病院にいた時に教えてくれれば、僕がこんなに動き回らなかったというなら確かにそうだね」

赤沢「恒一君……」

恒一「でもね、まあ……怪我の功名だけど、結果的にそうなって赤沢さんには感謝してるよ」

赤沢「え?何故?」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:04:14.51 ID:JT2RZkTu0

恒一「何故って……それがきっかけで見崎と仲良くなれたから」

見崎「確かにそういう見方もできるわね。ありがとう赤沢さん、私たちを『いない者』にしてくれて」

赤沢(何……この敗北感は……)

赤沢「そ、そういうことならもっと私に感謝しなさい!」

見崎「この度はまことにありがとうございます、赤沢泉美様」ペコリ

赤沢「慇懃無礼って言葉、知ってるわよね?頭を使っているとのたまう見崎さん?」

見崎「もちろん知っているわ。だから今、こうしているんじゃない」ニヤリ

赤沢「わ、私をどこまで怒らせたら気が済むんだ〜!!」キーッ

恒一「ま、まあまあ赤沢さん落ち着いて。今度また一緒にコーヒーでも飲みに行こうよ」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:07:20.57 ID:JT2RZkTu0

赤沢「恒一君……ありがとう。あ、もちろんあなたは来ちゃダメよ、あなたもコーヒー好きじゃないんでしょ?」

見崎「好きじゃないわ」

赤沢「恒一君……またあのコーヒーをご馳走してあげるからね」

恒一「え?う、うん……」

見崎(おや?この反応はもしかして……)

見崎「榊原君……この前は本当に赤沢さんにコーヒーご馳走してもらったの?」

赤沢 ギクッ

恒一「お金は僕が出したよ。まあ美味しかったからいいけどさ」

見崎「何それ…人にお金まで払わせて自分の好みを押しつけてるだけじゃない」

赤沢「そ、それは……」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:09:55.72 ID:8jDBnRhGi

まぁあれは無理があるよね


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:13:31.43 ID:JT2RZkTu0

見崎「私は人に自分の好みを押しつけるようなことはしないわ。ねえ、そうでしょう?榊原君」

恒一「まあ、そうだね。見崎は他人は他人、自分は自分って感じだからね」

見崎「赤沢さん……こう言っちゃなんだけど、そういうところが榊原君と合わないところだと思う」

赤沢「あなたに訊くのは癪だけど……教えてほしいです」

見崎「赤沢さんは無意識的に自分と他人は同じだって思っている」

見崎「それで、もし仮に違う場合は基本的に自分の方が正しいと思っている」

見崎「だから好みを押しつけてしまったりする」

見崎「…とは言っても、大多数の人は自分と他人を基本的には同じだと考えてると思うから、群れるのにはそっちが有利だけど」

赤沢「なるほど……」

恒一「赤沢さんはクラスの中心的な人物だもんね」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:17:14.29 ID:JT2RZkTu0

見崎「ところが、残念なことに赤沢さんの好きな榊原君はそうじゃなかった」

赤沢「見崎さん……あなた恒一君が多数派の人間じゃないって言いたいの?」

見崎「もちろんそう。というか榊原君は常識はあるけど、相当な変人よ」

恒一「変人って……」

赤沢「意外だわ。見崎さんが恒一君のことをそんな風に言うだなんて……」

恒一(ん〜?)

見崎「赤沢さんならやっぱりそういうと思った。そもそもそこからして認識に違いがある」

赤沢「どういうこと?」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:18:56.81 ID:2+P178lr0

まあでも恒一も美味しいコーヒーに出会えたわけだし、
押しの強い赤沢さんとちょっと頼りない恒一というのもなかなか。


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:21:19.36 ID:JT2RZkTu0

見崎「さっき私は、赤沢さんは自分と他人を同じだと思ってると言った」

見崎「それは言いかえれば、他人と同じであることを重視する、価値があると判断するっていうこと」

見崎「だから、私が榊原君のことを変人だと言ったらネガティブな意味に赤沢さんは捉えた」

見崎「でも……そうね、榊原君は…どう思った?私に変人だと言われて」

恒一「え?ああ……嬉しいってことはなかったけど、悪い気もしなかったよ」

赤沢「そうなの?」

恒一「うん……」

見崎「そういうこと」

見崎「だからね……そもそも自分と他人が基本的に同じか違うかって認識が赤沢さんと榊原君では違うのよ」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:24:46.60 ID:JT2RZkTu0

見崎「それで、たまたま私と榊原君は同じだったってこと」

赤沢「見崎さんはああ言ってるけど……恒一君はそれに同意するの?」

恒一「見崎の言ってることは概ね合っていると思うよ」

赤沢「そうなの……ふ〜ん……つまり見崎さんと恒一君は似ているって言いたいのね?」

見崎「自分と他人に対する認識については、ね」

赤沢「そっか……何だかそういう言い方をされると興味がわいてきたわ」

恒一「何に?」

赤沢「恒一君と似てるっていう見崎さんについて」

見崎「!」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:30:56.56 ID:JT2RZkTu0

恒一(そういう展開になるとは予想外……まあ二人が仲良くするきっかけになればいいけど)

赤沢「そういうわけで、あなたのこと色々私に教えなさい!見崎さん」

見崎「嫌」

赤沢 ガーン

恒一(やっぱりそうなるよね……)

赤沢「ど、どうして?私はあなたへの好意の印として色々知りたいって言っているのに」

見崎「別に好意っていうのを理解してないわけじゃない……」

赤沢「じゃあどうして?それとも、私のこと先に色々言ったほうがいいか。言いだしっぺだし」

恒一「そういう問題じゃあないと思うよ、赤沢さん」

赤沢「じゃあどういう問題?」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:36:24.65 ID:JT2RZkTu0

恒一「これは僕も犯した失敗というか……」

恒一「会って間もない頃、見崎に『質問攻めは嫌い』って言われちゃったんだよ」

赤沢「!…え?…恒一君が……見崎さんに?…信じられないわ……」

見崎「まあ、あの時は榊原君が質問攻めになるのも無理はないと思ったけど」

赤沢「え……それで……何故見崎さんは自分のことを話すのが嫌なの?」

赤沢「普通は仲良くしたいならするでしょ?そういうことを」

恒一「それはそうなんだけど……見崎は他の人に比べるとそのスピードが遅いんだよ」

見崎「…そうね。それは否定しない」

恒一「それと理由はもう一つあるよね、たぶん」

見崎「!……」

赤沢「どういうこと?」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:40:33.44 ID:JT2RZkTu0

恒一「たぶん自分のことを話して嫌な目に遭ったことがあるんじゃないかな?それも一度じゃなく」

恒一「話すだけじゃなくて、自分のことを意図せず知られてしまって……というパターンもあるのかな」

見崎「私、榊原君にそんなこと話してないのに……よく分かるのね」

恒一「去年、そういうことを考える機会がたまたまあったからかな?」

見崎「去年……ああ……なるほどね……」

赤沢「……話がよく理解できないわ。わかりやすく説明してもらえる?」

見崎「ここからは私が説明する。そのほうが確実だし、私のことを知りたいっていう赤沢さんの希望にも合致するわ」

見崎「赤沢さんは私のことを知りたいんでしょう?」

赤沢「ええ、そうよ」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:46:02.08 ID:JT2RZkTu0

見崎「じゃあ教えてあげる。なんで私が自分のことをなかなか他人に話さないのか」

恒一「いいの見崎?本当に……」

見崎「まあ、今の赤沢さんなら理解してくれるでしょう」

赤沢「もったいぶらずに早く教えなさい」

赤沢「あ……でも、その前に今恒一君の言った『去年そういうことを考える機会が…』という意味を知りたい」

恒一「……大した話じゃないよ。ただ名前のことで去年ちょっと嫌な目に遭ったっていうだけの話」

赤沢「あ……ごめんなさい」

恒一「いいよ別に。もう終わった話だからね」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:50:25.16 ID:JT2RZkTu0

赤沢「ありがとう恒一君。で、それで本題に戻ると……」

見崎「簡単に言うとね……他人に攻撃されないためよ。私が自分のことを話さないのは」

赤沢「???……むしろ、それをしないほうが攻撃の対象になるんじゃない?」

見崎「まあ、そういうこともあるか。でもね、それならそれで話さないほうがまだマシなのよ」

見崎「知られたくないことを知られるよりは」

赤沢「見崎さん、あなた……そんなに他人に知られたくないことがあるの?」

赤沢「な、何かやましいことでもしてるの?」

見崎「別にしてないわ」

赤沢「じゃあどうして?」

見崎「あなたは……たまたま環境に恵まれてたから分からないんでしょうけど……」


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:55:15.47 ID:JT2RZkTu0

見崎「他人と違うってことは……得てして攻撃の対象になりやすいのよ」

見崎「私の場合だったら、この眼帯の下のこととか家庭のこととかね」

赤沢「見崎さんは……以前にそういうことを知られて……嫌な目に遭ったのね」

見崎「そうよ」

赤沢「それで、そういう目に遭いたくないから……自分のことは話さない、と?」

見崎「そう」

赤沢「…でも、それって人間不信とも言えるんじゃない?」

見崎「…そうかもね」

赤沢「見崎さん……あなたは本当に……それでいいの?」

見崎「別に自分のことを人に晒す願望はそんなに強くないし……無用な攻撃を受けるよりはいいわ」

赤沢「そんな……」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 00:59:37.33 ID:JT2RZkTu0

見崎「私のことは心配しなくても大丈夫よ、赤沢さん。今はちゃんと信頼できる人がそばにいるし」チラッ

恒一「!」

赤沢(またしてもそういうオチか〜〜〜)

赤沢「なんか……ごめんなさい。急にそんな踏み込んだことを訊いて」

見崎「構わないわ。赤沢さんはそういう人間だって私はわかっているから」

赤沢「それ褒めてるの?」

見崎「別に褒めても貶してもいないわ。ありのままを口にしただけ」

見崎「…というわけで赤沢さん、少しは私のことをあなたに教えたわ」

赤沢「え?今さっきそれを拒否されたような気がするのだけれど」

見崎 ハァー


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:03:45.83 ID:JT2RZkTu0

赤沢「何故だか分からないけど、ため息までつかれちゃった。恒一君は見崎さんの言ったこと分かる?」

恒一「え?まあ、ね」

赤沢「じゃあ教えて」

恒一「そうだね……見崎は自分のことについて他人に話したがらない性格だってことをさっき言ったんだよ」

赤沢「なんだか煙に巻かれたような気分だわ。そういう回答を用意する時点であなたも相当ひねくれてるわね、見崎さん」

見崎「そうかもしれない」

恒一「見崎はちょっと卑屈なところがあるよね、赤沢さんは堂々って感じだけど」

見崎「そうね。恒一君に褒められてるわよ、ドードー赤沢さん」

赤沢「いちいちヘンなあだ名にするな!」

赤沢「……これは素直に喜んでもいいものなのかしら」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:06:55.55 ID:JT2RZkTu0

見崎「いいと思うけど。堂々としているのは赤沢さんのわかりやすい特徴だと思う」

赤沢「あなたがそういうことを言うとは意外だわ」

見崎「そう?別に私、あなたを褒める意図で言っているわけではないから」

赤沢「そういうことを言うあたり、本当に素直じゃないのね見崎さんは」

恒一「まあ、見崎は口ではそうかもしれないけど……」

赤沢&見崎「?」

恒一「行動を見てると、感情の一端が垣間見れて結構面白いというか可愛らしいというか」

赤沢「そうなの?少なくとも私に対しては何もアクションを起こされてないから分からなかったわ」

見崎「確かにそうね。私から赤沢さんに対して何かした覚えは一度もないわ」

赤沢「なんかその言い方、ハッキリ嫌いといわれるより傷つくかも……」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:11:57.27 ID:JT2RZkTu0

見崎「そう?気分を害したのなら謝るわ。私の場合は無視される方が楽だからついそう言ってしまった」

赤沢「そんなものなのかしら」

見崎「それで、どんな行動に感情の一端が垣間見れるって?」

恒一「本人に自覚がないとなると言いづらいな。僕が自意識過剰みたいに思われても嫌だし」

見崎「お願い。言ってほしい」

赤沢「私もそれは気になるかもしれないわ」

恒一「まあ、例えば携帯が嫌いといったくせに僕に番号のメモを渡したり、とかね」

赤沢「あら、そうなの?見崎さんも案外やるわね」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:15:47.41 ID:JT2RZkTu0

見崎「それは私が別荘に行くから連絡取れるようにっていうのと……写真を見せてもらうって用事があったから」

恒一「う〜ん……まあ、それもそうか」

赤沢「他には何かないの?」

恒一「…まあ、見崎は時々言葉というより行動や仕草で『誘う』よね」

赤沢「『誘う』ってどういう意味?」

恒一「興味をそそられることをする」

赤沢「例えば?」

恒一「学校ではじめてあった時に『私にはちかづかないほうがいい』と言ったり…」

見崎「…それは単なる事実じゃない」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:22:30.73 ID:JT2RZkTu0

恒一「へ〜、じゃあその後の『じゃあね、サ・カ・キ・バ・ラ・クン』というセリフはどう説明する気?」

見崎「それは……」

赤沢「あなた、そんなこと言ってたの?『いないもの』のくせに、呆れるわね」

見崎「……」

赤沢「どうせ他にも何か恒一君の興味を惹くようなこと、やってたんでしょ?この際だから白状しちゃいなさい!」

見崎「そんなこと言われても……」

恒一「はじめて見崎の家……その時は人形館が家だとは知らなかったけど……」

恒一「そこで会ったときには唐突にこう言われたよ」

赤沢「何何?」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:29:44.64 ID:JT2RZkTu0

恒一「『見せてあげようか?』だって」

赤沢「あら、見崎さん…………大胆」

見崎「ちょっと……榊原君も誤解を招くような言い方しないでよ……私が言ったのは眼帯の下のことで」

赤沢「ふぅん?でも何でそんな話になるのかしら?」

見崎「それは……前に病院で会った時に……眼帯のこと気にしてたみたいだから……それで……」

赤沢「あなたさっき自分のことはあまり人には言いたくないなんて言ってたけど……案外そうでもないのね」

赤沢「見崎さんも……実はその時から……好きだったんじゃない?恒一君のこと」

見崎「……そう言われると……否定できないかも……」カァァ


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:31:14.96 ID:kcIeFr9j0

鳴ちゃん可愛い


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:38:16.73 ID:JT2RZkTu0

恒一「まあ他にも色々あるけど、行動でわかりやすいのは『いない者』が二人になったら学校をサボる頻度が減ったってことかな」

赤沢「見崎さん、学校は適当でいいとか言っていたのに……」

見崎「え、あ……いやそれは……榊原君が学校で喋る相手がいないと退屈するかもと思って……」

赤沢「へぇ〜」ニヤニヤ

見崎「何よ、その笑みは」

赤沢「あなたさっき自分と榊原君は似ているって言ったわよね?」

見崎「そう」

赤沢「それで見崎さん、あなたは一人でいるほうが好き…よね?」

見崎「まあそれは……そうね」

赤沢「だったら……その自分と似ている榊原君が一人でいたい、とは思わなかったの?」

見崎「!」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:46:04.70 ID:JT2RZkTu0

赤沢「さっきから色々と言い訳をしてるけど……本当は話し相手が欲しかったのは……見崎さん、あなたなんじゃない?」

見崎「…………私だって…………」

見崎「人と話をすること自体が嫌いなわけじゃない……」

見崎「それに…………いえ、今さら否定することもないのかな、赤沢さんにここまで言われて…」

見崎「ええ、そうよ。本当はたぶんあなたの言うように私が求めていたんだと思う、話し相手を」

恒一「見崎……」

見崎「ごめんなさいね、赤沢さん。さっきはあんな言い方をして」

赤沢「えっ?」

見崎「本当は……嬉しかったんだと思う。榊原君と二人で『いないもの』になれて」

見崎「だから改めてお礼を言うわ。ありがとう、赤沢さん」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:51:24.52 ID:JT2RZkTu0

赤沢「見崎さん、あなたって…………」

恒一「あなたって……何?」

赤沢「いえ、これを言うと負けた気がするから言わないわ」

見崎「今更何の負けを気にするのかしら」

赤沢「何〜!……やっぱり言うのやめたわ、ちょっと可愛いところもあるのかと思ったけど」

恒一「もう思いっきり口に出してるよ……」

見崎「赤沢さんは表情がコロコロ変わるから面白い」

赤沢「誰が変えさせてるんだ!」

見崎「……そしてそこが可愛い」

恒一&赤沢「!」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 01:57:10.83 ID:JT2RZkTu0

恒一「見崎がそういうことを口にするとは……」

赤沢「そうね。何か心境の変化でも…」

見崎「あなたとは常にそれっきりの関係でいたいだけ」

赤沢「つまり、貸し借りや嫌なのね」

見崎「あなたもそうなんじゃない?少なくとも私との関係については」

赤沢「それはそうかもしれないわね」

赤沢「恒一君にだったらいくら尽くしてもいいと思うけど、見崎さんに対してそういうことは思わない」

恒一「……改めてそんなことを言われるとなんか恥ずかしいな……」

恒一「なんというか……ごめんね、赤沢さん。僕からは何もしてあげられなくて」

赤沢「いいのよ。私が一方的に好きなだけだから」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:04:06.55 ID:JT2RZkTu0

恒一「そう?…でもそれだと何だか悪い気がするなあ」

赤沢「じゃあ……今度、勉強教えてくれる?」

恒一「それくらいならいつでもいいよ」

見崎「…赤沢さんって成績は良い方じゃなかった?」

赤沢「そうよ。あなたとは違ってね」

見崎「そうね。私も私の家族も学校の成績には無関心だから」

恒一「……でも、これ以上の成績が何か必要な理由でもあるの?」

赤沢「それはまあ……親が決めた進学先の高校に私は行きたくないから……」

恒一「なるほど、そういうことか。成績をさらに上げることで進学先の自由度を上げたいんだね」

見崎「……私も知らなかったけど、赤沢さんは赤沢さんで大変のようね」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:10:42.56 ID:JT2RZkTu0

赤沢「そうよ、期待されるのも一長一短ってところかしら」

見崎「あまり相手のことも知らずに『恵まれてる』なんて言ってごめんなさい」

赤沢「いいのよ、別に。全体的な話でいえば、見崎さんの言うことは間違ってない」

赤沢「ただ……どうしても……兄が死んでから……兄の分まで……私に……」

恒一「それでも親の言うことに反発しないで、さらに上を目指そうって考えるのはすごいと思う」

見崎「私もそう思う」

赤沢「ま、まあ……その、期待は愛情の裏返しっていうの?ええと……」

赤沢「自分で言うのも変かもしれないけど、親から愛されてるっていうのは理解してるから」

見崎「そう……そういう素直なところはちょっと羨ましいかもね」

恒一「えっ?」

赤沢「見崎さんが他人を羨むなんて……」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:12:27.25 ID:XtdNptbV0

アニメでは従兄弟じゃなかったか


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:20:27.08 ID:OVMcD3cU0

マンガは実の兄だな


91: まあ兄同然の扱いだったってことで・・・ 2012/05/28(月) 02:15:43.19 ID:JT2RZkTu0

見崎「おかしい?」

恒一「う〜ん……ああ、でもそういうこともあるか……」

見崎「私は自分が他の人とは違うってことを理解しているけど、別に他の人と比較しないわけじゃないから」

赤沢「そうなの?でもその比較対象が私っていうのは……」

見崎「まあ、それはたった今ちょっと思っただけだから気にしないで」

恒一「見崎は……もっと身近に……そういう人がいたもんね……」

赤沢「……!……ああ、そういうこと……」

見崎「姿かたちはほとんど同じだしね、環境要因を除けば性格も似てたと思う」

恒一「今も……羨ましいって気持ち……あったりするの?」

見崎「ううん。そういうことより……もっと話をしておけばよかったと思ってる」

恒一「……そっか」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:19:10.23 ID:JT2RZkTu0

見崎「…だから珍しく苦手意識のあった赤沢さんとも今こうして喋ってるわけだけど」

赤沢「……あなたって……ほんとに素直じゃないわ、あきれるほどに」

見崎「人の性格なんてそう簡単には変えられないわ。あなたの勝ち気なところだって……そうでしょう?」

赤沢「そうかもしれないわね」

見崎「それに、そこはあなたの個性なわけ。それは大事にした方がいいと思う」

赤沢「そうなの……?どうも素直じゃない見崎さんにそう言われても、すぐには納得できないんだけど」

恒一「僕もそう思うから安心していいと思うよ、赤沢さん」

赤沢「恒一君までそう言うのなら、見崎さんの言うことを信じるわ」

赤沢「でも……何か腑に落ちないわね……見崎さんは私のことを苦手だと言っているのに……」

恒一「にも関わらず、なんでその苦手な人の個性を認めることができるのかって?」

赤沢「そう……それが引っかかる」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:24:25.85 ID:JT2RZkTu0

恒一「僕もタイプ的には見崎と似てると思うから、たぶんこういうことだと思う。代わりに話してもいい、見崎?」

見崎「…いいよ」

恒一「見崎は僕のことを変人と言い、僕も見崎のことをどちらかといえばそう思う」

恒一「変人っていうのは、まあ……数が少ないから変人なわけで……」

恒一「それ故、変人の側から見ると自分の周囲の人間は自分とは違うと思うわけだ」

赤沢「そういう話をさっきしていたわね」

恒一「そう。そして、変人は変人であることを……周囲と違うことを理由に攻撃されやすい」

恒一「……変人が変人であるのも……ひとつの個性だ。もうわかるかな?赤沢さん」

赤沢「そうか……変人は変人で自分の個性…存在を認めてほしい」

赤沢「だから、周囲の違う人間に対してもその個性を認めざるを得ないってことね」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:28:28.01 ID:ivWwR+S30

変人がゲシュタルト崩壊してきた


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:29:08.11 ID:JT2RZkTu0

恒一「そういうこと。僕の場合はね。見崎は……僕の言った考えであっている?」

見崎「だいたいそんなところよ」

赤沢「今までそんなこと……全然考えたことなかった……」

赤沢「もしかしたら私も無意識のうちにそういう人たちを攻撃していたのかもしれない」

恒一「赤沢さんは正義感が強いから大丈夫だと思うけど。見崎はどう思う?」

見崎「さあ?」

赤沢「見崎さんは相変わらずって感じね」

見崎「…少なくとも私はそういう思いをしたことはないけど、他の人がどう思ってるかまではわからないから」

赤沢「……なるほどね」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:34:40.55 ID:JT2RZkTu0

赤沢「見崎さん、恒一君……今日はありがとう」

恒一&見崎「!」

赤沢「色々教えてくれて。見崎さんを知ることで……その、恒一君のことも間接的に知ることができたし」

見崎「それはどういたしまして」

赤沢「あと恒一君が見崎さんのことを好き理由……もなんとなくわかった」

恒一「改めてそうやって口にされるとなんだか照れるね」

見崎「私は赤沢さんが榊原君を好きな理由を知らないけど……まあ、いいか。知る必要もないし」

赤沢「いちいち憎まれ口を叩かないの、見崎さんは」

見崎「は〜い」

恒一(ん〜……前よりは仲良くなれたかな?)


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:39:46.59 ID:JT2RZkTu0

赤沢「それに……まだ諦めたわけじゃないから、恒一君のこと」

赤沢「これからは今まで以上にガンガン押すから覚悟してなさい!恒一君」

恒一「う、うん……」

見崎「せいぜい頑張ってね、赤沢さん」

赤沢「覚悟するのはあなたもよ、見崎さん」

見崎「え?」

赤沢「見崎さんにも恒一君のこと、色々教えてもらうつもりなんだから!」

見崎「なんでわざわざ敵に塩を送るような真似をしなくちゃいけないの?」

赤沢「普通は…普通はそう考えるわよね……。でもあなたは…………変人なんでしょう?」ニヤリ

見崎「!………まあ、今回は…特別に認めないこともない」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:46:22.58 ID:JT2RZkTu0

恒一(相変わらず素直じゃないなあ、鳴……)

赤沢「だ…だから見崎さん……私の…その…友達になってくれる?」

見崎「……何を言っているの?」

赤沢「やっぱりダメか……」

恒一「ええと……いいんじゃないの、それくらいは?」





見崎「そうじゃなくて…………もう私たちは…友達よ」

赤沢&恒一「!」



おわり


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:49:33.70 ID:JT2RZkTu0

メタ視点で登場人物が延々と喋ってるだけのSSを最後まで読んでくれてありがとうございます


鳴ちゃんと赤沢さんは本編でもSSでもケンカしてるか対立してることが多いから少しは仲良くなって
もらいたいと思って書いてみました

よく赤沢さんはツンデレキャラだと言われるけど、鳴ちゃんの赤沢さんに対する態度もそうであって
ほしい……と思ってみたり。本編では、そもそもツンツンすらしてないけど


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:47:45.94 ID:IPjOlLBo0



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:49:21.24 ID:nLgMxZkP0

乙でした


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/28(月) 02:52:27.78 ID:1ytNk5JEO

乙。確かに赤沢さんと見崎は接点ないか仲悪いことが多いかも……SSであったとしても


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